大腸と腰痛

おはようございます!
オフトンはり灸院オーナーの石川享佑です。

今日は光由希先生が薬膳の勉強会に出席しております。
そのため、午前中は一人、お店を守っております。
よかったら、ご来院くださいませ。

自分事になってしまいますが。
一昨日、昨日と阿蘇に行ってまいりました。
久しぶりに見上げる星空は、それはそれは綺麗でした。

「我々はいつも天とともにある」

東洋医学の根幹である「天人合一」というものに、改めて気づかされた二日間でした。
こうした夜空を見られるのも、院を任せられる人がいるからこそ。
ありがたいことです。

ところが、調子にのって食べすぎてしまったのか。
お腹が冷えて、腰がものすごく痛い。
帰宅して、鍼灸師のたまごである祐大に鍼を打たせて、少しだけ楽になったのですが、お腹の冷えがあまりにもひどい。
勉強の邪魔になっては申し訳ないので、自分でお腹に台座灸を載せたのですが、何個載せてもなかなか温まらず。
今朝、大量の便が出て、ようやく少し楽になりましたが、久しぶりにこれほどの腰痛でした。

東洋医学では「傷み」というのを様々なタイプに分けております。
今回のように「ギューッ」と締め付けられるような傷み。
動かそうとすると痛いけれど、動かしてしまえばそうでもないと行ったものは、多くの場合「寒邪」が関与しています。
一昨日、訪れた温泉は、山の中にあったので、思った以上に冷えが入ってしまったのでしょう。
冷えたところに、大量に飲食物が入ってきたことで、消化がうまく行えずに傷みがでたのだろうと予想します。

こういうときに「腰痛」のツボを使っても、ほとんど効果はありません。
問題は腰にないからです。
もちろん、「全くない」という意味ではないです。
大腸を支えている骨盤の周囲、例えば腸腰筋や腰方形筋など。
こうした筋は冷えによって力(=気)を失い、落ち込もうとする大腸を必死に支えてくれているわけですから、そこの緊張を取ってやることも大切です。
だけど、それ以上に、大腸に気を引っ張り込んで、早く便を出させることですね。

大腸と腰痛というのはなかなかに深いつながりがありまして。
以前、知人が「腰があまりに痛いから、病院に行く」と言って、診察を受けたところ、お医者さんはヘルニアを疑って、レントゲンを撮ったそう。
だけど、レントゲンをどれだけ見ても何も写っていない。
その方はものすごい便秘症で、数日間便をしていなかったらしです。
そこで、お医者さんにそれを話したところ、便通を良くしてくれる薬を処方された。
驚くような量の便がでた後、自分でもびっくりするくらいに腰が軽くなったそうです。

僕がまだ20歳くらいの頃の話なので、当然、まだ鍼灸師では無かったわけですが。
「身体っているのは不思議なもんや」
と思わされたものです。

身体というのは、どこかが単独で動いているわけではありません。
必ず、全体が強調して動きます。
そうしたことを常に意識していかねばならないのが、我々、鍼灸師です。
今日もまた、自身の身体に学ばされました。
これからも日々、自身の、そして患者様の身体の声を聞き、精進してまいりたい。
そんなことを決意させてくれた、二日間のおやすみでした。


この時期、オススメの薬膳

ベニバナ、マイカイカ

春は木の季節であり、内臓は肝が盛んに働くべきとき。
肝は「蔵血」の働きを持ち、全身に血を供給するダムのような働きを持ちます。
血が供給されないと、全ての器官は活動できませんので、とても重要な器官なんですね。

春になって暖かくなると、自然と筋肉を使った運動量が増えます。
そこで肝の働きが悪いと、「瘀血」であったり「血虚」となったりして、様々な問題を引き起こします。

そんな春の時期にオススメの薬膳が「ベニバナ」「マイカイカ」です。
ベニバナ、マイカイカともに「瘀血」を動かして流したり、血を補ってくれたりします。
目が霞んだり、花粉症でショボショボしてしまう人は枸杞もいいですね。

他にも色々と用意しておりますので、ぜひ、ご来院の際にスタッフまでお声がけくださいませ。
僕よりも、光由希先生の方が詳しいですよ!!


お化粧品を養生に活かそう!

春の肌荒れの原因になりやすいのが「寒暖差」「花粉・黄砂などの外邪」「紫外線量の増加」「新生活のストレスなどの内因」が主な原因となります。
これらのファクターにより、肌のバリア機能(=衛気)は低下し、肌荒れ(=炎症)を引き起こします。
対策としては、まず低刺激なクレンジングにより肌表面をキレイにした上で、保湿、紫外線対策が重要になります。
荒れがひどい場合は、肌表面の炎症をとってやることも必要になりますね。
そこでオススメの化粧品をいくつかピックアップ!

オスカークレンジング:ホワイトリリーのラインナップの中で最上位の「オスカーシリーズ」のクレンジングです。使えば分かる気持ちよさ。油汚れを落としながらも、保湿成分で肌を潤してくれます。パッケージもチューブに変わり、使いやすくなりました。90g(約30回分)で4,400円です。
オスカーフレッシュナー:こちらも「オスカーシリーズ」の洗顔料です。水溶性の汚れを泡で優しく流してくれます。こちらもたっぷり保湿成分が含まれているので、洗い上がりがつっぱりません。こちらも使いやすいチューブに変わりました。60g(約60回分)で4,400円です。
オスカーリンクル:オスカーシリーズの美容液になります。肌表面の水分保持をする力がものすごく強いです。来院時に、一度、テスターを手の甲に塗ってみてください。数分で肌が「ピーン!」となるのが分かります。水分、大事。
UVシールドEX:ホワイトリリーの日焼け止め。ノンケミカルで肌にも環境にも優しい。紫外線吸収剤を使わないから、肌表面に熱が残りにくく、肌荒れを防ぎつつ、紫外線もしっかりカット。

そして、この時期に最もオススメしたいのが

エンリッチコールドクリーム:肌の少し下の部分の皮下組織への血液の流入量を増やしてくれます。お顔全体に塗って10分くらい置くだけで、肌が内側からプルップルになります。本当にすごいから、ぜひお試しください!!

全てテスターがありますので、ご来院時に使ってみてくださいね。
東洋医学の観点からも、人体最大の器官である「肌」はしっかりとケアして欲しいと願っております。
ご来院が難しい方は、こちらからも購入いただけます。

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ぜひ、一度、ご相談くださいませ。


・春の養生コース

2月5日から季節の養生コースが「春」に切り替わっております。
春の養生コースは

・鍼灸治療
・ヘッド中心のトリートメント
・養生お包み

のセットとなっております。
春は「筋」を傷めやすい季節。
冬の寒さで動きが悪くなっている筋を優しくほぐしていきます。
ぜひ、お試しくださいませ。

70分11,000円(税込)

ですよ。


今日の黄帝内経・素問

今日も黄帝内経を読んでまいりましょう。
(原文)

黄帝曰.余聞上古有眞人者.提挈天地.把握陰陽.呼吸精氣.獨立守神.肌肉若一.故能壽敝天地.無有終時.此其道生.
中古之時.有至人者.淳徳全道.和於陰陽.調於四時.去世離俗.積精全神.游行天地之間.視聽八達之外.此蓋益其壽命.而強者也.亦歸於眞人.
其次有聖人者.處天地之和.從八風之理.適嗜欲於世俗之間.無恚嗔之心.行不欲離於世.被服章.擧不欲觀於俗.外不勞形於事.内無思想之患.以恬愉爲務.以自得爲功.形體不敝.精神不散.亦可以百數.
其次有賢人者.法則天地.象似日月.辯列星辰.逆從陰陽.分別四時.將從上古.合同於道.亦可使益壽.而有極時.

(意訳)

黄帝はその答えを聞き、語る。
「私は上古の真人について、このように聞いたことがある。真人は天地の徳を携え、陰陽の理を把握し、呼吸により気を清浄にし、一人その生命力を守り、肌や肉はいつまでも若々しく、それゆえに天地と同じく無窮なる命を持ち、どこまでも命は終わること無く伸びる。これが養生の道を生きるということだ、と。
また、中古の時代には、至人なる人があった。徳は敦く、養生の道を生き、陰陽の理に調和して生きていた。春夏秋冬の季節の変化に調和し、世俗を離れ、精気を養い精神を全きものとし、天地の間を自由に行き来し、この世のあらゆることを見聞きし学んだ。これは私が思うに、その生命を益し、その心身を強くしたのだろう。これもまた、つまるところ真人と言えるだろう。
さらに時代を下れば、聖人と呼ばれる人が現れた。彼らは天地の運行に調和することを常とし、八風(=各季節に八方位から吹いてくる風)の理に従い養生に務め、社会においては必要な欲を楽しみつつも無理は求めず、怒りを爆発させるようなことはなく、それでいて世を捨てることもなくきちんと衣服を正し、周囲の様子にも流されることもない。肉体的に無理な生活をすることなく、精神的にも無理な考え方に耽ることもない。ただただあっさりと為すべきことを為し、それでいて成果を得てしまう。そういうことで肉体は決して衰えることなく、精神も散逸してしまうことなく、百歳を数えることができるのだ。
さらに現代に近づけば、賢人と呼ばれる人がいる。天地の運行に乗っ取り、日月星辰の動きと共に生き、陰陽の変化に従い、四季をわきまえ、上古の真人にならい、養生の道へと向かっていく。こうした人達もまた、天寿を全うすることができる。しかし、どこか限界があり、命にはどうしても限界がある。

(所感)

前回は「適嗜欲於世俗之間.無恚嗔之心.行不欲離於世.被服章.擧不欲觀於俗」をやりました。
今回は「外不勞形於事.内無思想之患.以恬愉爲務.以自得爲功.」を考えていきましょう。

「聖人」という人は、「肉体的に無理な生活をすることなく、精神的にも無理な考え方に耽ることもない。ただただあっさりと為すべきことを為し、それでいて成果を得てしまう。」と。

「外不勞形於事」を「肉体的に無理な生活をすることなく」と簡単に意訳していますが、実際の読み下しは「外は事において形を労せず」ですから、「何かをするときに、形(=肉体)を疲労させない」となります。
例えば、単調な作業をずっとするとなると、どこか身体に無理がきます。
立ちっぱなしで作業をしていれば、足が棒になりますよね。
そうしたことをしないということです。

人間、どこかに無理をしているものです。
例えば、僕はパソコンに向かう時間が非常に長いです。
だから、指先、特に人差し指と中指をやたらと使います。
そのためか、この二本の指は爪が伸びるのが非常に早い。
これは「形」が労しています。
すなわち、身体の「形」というのは、その人の「生活の内容」を如実に映し出しているわけですね。
だから、「形」だけではなく、内面が整うことも大切なわけです。

したがって「内無思想之患」であって「内に思想の患い無し」です。
思想というのは、なかなか説明が難しいものですが、簡単に語弊をおそれずに言えば「生活の行動規範」でしょうか。
これは信仰とセットで存在するものですから、聖人の場合は「八風の理」に対する信仰があって、それに従って生活規範を持っているわけで。
信じるものがあって、それに素直に従うことができれば、思想の患いなどというものはなくなってくるわけです。

日本人が信仰というものを失って久しいですね。
実際のところは「現代科学」というものを多くの人が信仰しているのですが、それにすら気づけていないというのが実情でしょう。
信仰というものを失う怖さというのは、思想という行動規範を失うことです。
行動や生活のあり方に軸が無くなって、いつもフラフラとしては、一貫性を失った生活となり、いつも不安が心を覆うわけです。

それで「以恬愉爲務.以自得爲功」つまり「あっさりと楽しみながらその務めを果たし、成果を得る」というわけです。
論語に「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」とありますが、楽しむものというのは最強なわけです。
いつも不安に怯えている人よりも、一貫した思想をもって、人生を楽しんでいく人というのが、最も大きな人生の成果を得られる人なわけです。
この「楽しんで」というのがなかなか難しいですね。
「恬愉(てんゆ)」でなければなりません。
恬愉とは「心静かに安らぐ、楽しむ」様子ですが、これはおそらく「テンションの上下が小さい」状態を指します。
仏教でいうところの「三昧」に近い状態でしょう。
心理学的にいえば、「ゾーン」に入る状態と言っても良いのかもしれません。
こうした「楽しむ対象」を持っているというのは、幸せなことなのでしょう。

僕も古典を読むときなんかは、こうした恬愉の状態になれているように思います。
明日は名古屋に出張でして、明後日は名古屋から東京に新幹線で移動します。
こうしたとき、本を読んでいたりすると、1時間半くらいがあっという間に過ぎてしまいます。

こういう恬愉の時間を少しで良いから、生活の中でも持ちたいものです。
皆様にとっての「恬愉」は一体どのようなものでしょう?
一度、考えていただけるとよいかと思います。

それでは今日は、ここまでにさせていただきます。
また三日後に会いましょう。
では、続きは次回。


今日もご予約お待ちしております。
ご予約は以下から↓

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石川(享)→

13日(金):◯
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15日(日):休診日
16日(月):◯
17日(火):◯
18日(水):◯
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21日(土):◯
22日(日):休診日

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13日(金):◯
14日(土):◯
15日(日):休診日
16日(月):◯
17日(火):◯
18日(水):◯
19日(木):◯
20日(金):◯
21日(土):◯
22日(日):休診日

*石川(祐)は月曜日15:30〜、その他の曜日13:30〜となりますが、詳細はLivemembersにてご確認ください。

△の日程を希望の方は、ぜひお早めにご予約くださいませ。希望の時間が空いていない場合は、一度お電話(070-8509-6199)にてご相談ください。
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